「絹が生まれる場所」展

− 絹と人のこれまでとこれから −

2025年2月14日(金) − 26日(水)

11時 −19時

会場:BankART KAIKO

神奈川県横浜市中区北仲通5−57−2

 

絹の素材となる生糸は、幕末から昭和前期まで日本を代表する出品として日本の近代化に貢献し、群馬県はその生産地、横浜は輸出港として二つの地域は深い関係にありました。

本展は、輸出生糸倉庫の一棟を復元した文化施設「BankART KAIKO」を会場に、絹に関する三地域ー横浜・群馬・京都西陣ーを繋ぎ、これからの国産絹の将来を考える機会をつくります。生糸の生産地である群馬県のこれまでとこれからを、生糸の加工地である横浜と京都西陣で活躍するクリエーターが、今とこれからを提案し、歴史的な建物で日本の伝統的な産業、蚕糸業への理解と親しみを深める体験を通じ、地域や分野を超えた交流と発展を目指した展覧会です。

〈展覧会概要〉

現在でも国産生糸の大部分の生産を担っている群馬県の生産現場にフォーカスした写真パネル展示で、蚕糸業の現状と歴史を伝え、さらに、現代的でクリエイティブな視点による絹素材を使用した作品を展示し、国産絹の魅力と可能性を伝えます。

展示1 養蚕と製糸の様子 −群馬県の現場より−

⚫︎写真パネル展示(撮影:新津保建秀) 蚕から生糸まで、国産絹が生まれる空間を撮りおろした写真パネルの展示

⚫︎記念扇子展示(制作:シルヴァン・ル・グエン) 富岡産絹地を使用し制作した富岡製糸場世界遺産登録10周年記念扇子の展示

展示2 国産絹を知る・触れる

⚫︎様々な絹素材に触れる体験が展示(生糸ラボ)

⚫︎絹の歴史を知る資料展示(シルクロード・ネットワーク協議会)

■特別出展 繭と糸の実物と養蚕の歴史資料の展示、座繰りの実演と体験(一般財団法人大日本蚕糸会)■

特別イベント:座繰り実演・無料体験:2月24日(月・振替休日) 13時−17時 

申込不要・会場受付

講師:シルクキュレーター 林 久美子

〈会場地図〉
〈関連イベント〉

横浜港の開港と共に横浜スカーフの歴史は始まり、地場産業として発展を遂げました。
この横浜スカーフに関するイベントを開催します。

2月14日(金)

オープニングパーティー

[時間]18:00−20:30

「絹が生まれる場所」展の開催を記念して、初日にオープニングパーティーを行います。

また、京都の尺八奏者・石原三静 a.k.a ヌマバラと美術家・佐藤啓による「尺八と舞のパフォーマンス」も行います。

2月22日(土)

横浜スカーフ親善大使 スカーフアレンジメントショー

[時間]14:00−14:30

横浜スカーフ親善大使による、日常あしらいや防災に使える結び方を披露します。

KIDS RUNWAY

[時間]15:00−15:30

群馬県産生糸で作った絹綿と横浜スカーフをまとったキッズがランウェイを歩きます。

提供:ASEAVE

申し込み不要、自由観覧

2月23日(日・祝)

横浜スカーフ 染色・ハンドプリントセット体験

[時間]11:00−17:00
制作の所要時間は20分程度です
ご都合の良い時間にお越しください

[参加費]¥1500
お持ち帰りスカーフ材料費込み

染色体験をしながら好きな色のオリジナルスカーフを作成します。
専門家指導のもとハンドプリント(手捺染)実演体験。染めたスカーフはお持ち帰りいただけます。

2月24日(月・振替休日)

横浜スカーフ スカーフアレンジ教室

[時間]①13:00~14:00/②15:00~16:00
各回定員10名

[参加費]¥2000
お持ち帰りスカーフ付き

普段の装いに使えるスカーフの簡単で素敵なアレンジ方法を伝授します。

 

 

〈巡回展〉

記念扇子の特別展示

日程:2025年3月17日(月)~30日(日)
会場:群馬ロイヤルホテル(群馬県前橋市大手町1丁目9-7)

展示内容:記念扇子と規模を縮小したパネルをホテルロビーにて展示

撮影協力
養蚕体験 大丸屋 浅井 広大
碓氷製糸株式会社 
展示扇子制作
シルヴァン・ル・グエン Sylvain Le Guen 
展示パネル画像撮影
新津保 建秀
会場計画パートナー
komy studio / コムワイスタジヲ建築設計事務所
行本 昌史
グラフィックパートナー
佐藤 啓
「KIDS RUNWAY」
プロデュース  前田 一翠
スポンサー  ASEAVE
「特別出展」
一般財団法人大日本蚕糸会
ラボサポート・コーディネート
似て非works
稲吉 稔・渡辺 梓
プロデュース・ディレクション
床下土風
新津保 朗子 (隈研吾建築都市設計事務所)

〈お問合せ〉